PostGISで使用されるSRIDについて

今までSRIDのことはあまり触れずに、フワフワとしていましたが、
そろそろちゃんと理解していないと先に進めなさそうなので、ちょっと整理したいと思います。

SRIDは空間参照情報を表しています。
空間参照系は、測地系座標系の組み合わせです。

測地系

測地系の代表格は、、、

  • WGS84
    アメリカで使用されている世界測地系
    Googleマップで使われていて、世界的に一番メジャーな測地系

  • Tokyo
    旧日本測地系とも呼ばれる
    2002年からJGD2000から使用されるようになった

  • JGD2000
    日本で使用されている世界測地系
    WGS84とほとんど同じ

座標系

座標系の代表格は、、、

  • 地理座標系
    緯度経度で場所を表す。一番おなじみ

  • メルカトル図法
    地球を円筒状にして、XY座標で場所を表す

  • 平面直角座標系
    狭い範囲だけを投影して歪みを少なくして、投影する図法
    3つの数字で場所を表す

  • UTM図法
    地球を60に分けて、その範囲ごとに投影する図法

SRID

よくつかわれるSRIDは、、、、

SRID 測地系 座標系
4301 Tokyo 地理座標系
30161〜30179 Tokyo 平面直角座標系1系〜19系
102151〜102156 Tokyo UTMゾーン51〜55
4612 JGD2000 地理座標系
2443〜2461 JGD2000 平面直角座標系1系〜19系
3097〜3101 JGD2000 UTMゾーン51〜55
4326 WGS84 地理座標系
3857 , 900913 WGS84 メルカトル図法

だいたいこんな感じです

平面直角座標系とUTMゾーンが 「〜」 ってなっているのは、地域によって座標の基準が変わるからです。
石川県だったら7系、、、みたいな感じです。

900913はGoogleマップで使われている、、、というより、Googleマップのための空間座標なようです。

google → 900913
!!!!

プログラミングというより、地理学の話ですね、、、

内容がかなり薄いですが、
いままでフワフワとしてた知識がちょっとだけスッキリしました。

このへんのことを踏まえて、これからPostGISの勉強をしていきたいと思います!!!